このマニュアルは「弓角工房-HANAUTA-」が執筆しております。
メルカリで市販には真似出来ない釣れる秘密が満載の特別な弓角を経費ギリギリで販売しております→メルカリ販売ページ
サーフトローリングで絶大な釣果をあげることが出来る、特別な弓角を手に入れて青物の爆釣を味わってください。
1.サーフトローリングの基本
1)弓角を投げて高速巻きするだけで青物が狂う
弓角は元々漁師が船でトローリングとして使っていた漁具です。
それがサーフトローリングとして陸っぱりから青物を狙うようになり、弓角も小さくなりました。
弓角の優れた点は「圧倒的飛距離」「シルエットが小さい」「弓角独特の光の反射と波動」「トレーラーによるナブラ演出」にあります。
投げ竿を使用すれば100mは楽勝、150m遠投も可能です。
また平均4cm程度のサイズなので、メタルジグではほぼ釣れないシラスがベイトのときでも当然のように爆釣。
ジェット天秤やマウスでナブラを演出することで遠くから青物を寄せるという和製最強ルアーなのです。
一部のルアーマンには「邪道」と嫉妬されるくらい圧倒的に釣れます。
2)基本は遠投して高速で表層ただ巻き
サーフトローリングの基本的な操作はこの記事がわかりやすいのでおすすめです。
LINK:ハマチが釣れるサーフトローリング。投げて巻くだけのお手軽釣法を解説
基本は表層で、釣れなければ徐々にタナを下げていきます。
活性の高いときはこんな感じで漁タイム出来るのが弓角のエグさ。
活性高ければぶっちゃけ何色でも釣れます。活性高ければ・・・
3)弓角の結び方
このコブを作ることで弓角の回転のヨレをある程度防ぐことが出来ます。(完全に解消は出来ないのでサルカン必須)
コブだけで不安だからと余計なことをすると絡みます。
4)弓角の水中映像
疑似ナブラの後ろを弱った小魚のような演出で魅せることが出来るのが弓角の最大のポイント!
しかも100m以上沖から・・恐ろしい娘・・
2.おすすめの仕掛け
弓角は軽いので前にトレーラー(マウスやジェット天秤など)をつける必要があります。
その為、使用する竿によってトレーラーの重さや力糸の有無など、タックルバランスが重要になってきます。
様々なパターンでおすすめのタックルバランスをご紹介しますので、是非参考にしてください。
【ヒント】
投げて絡まないなら、弓角の上部1mくらいに15cmくらいのエダスを出して、土佐カブラやメバルジャバラベイトをつけるのもよく釣れます。
また、弓角を2本付けるのも今日の当たりカラーを見つけるのにおすすめです。
1)釣果重視の投げ竿ド遠投
サーフトローリングでは「飛距離=釣果」と言っていいほど青物の回遊ゾーンやナブラに届かせるための飛距離が重要になってきます。
体力が必要になりますが、とにかく釣りたい方向けの仕掛けです。
アイテム | 詳細 |
---|---|
①ロッド | 投げ竿4m程度(25~30号クラス) |
②リール | 投げ釣り用スピニングリール(ドラグ付き)、またはカゴ釣り用大型スプールのスピニングリール(ドラグ付き) |
③道糸 | PE1.5号200m |
④力糸 | PE1.5号~6号のテーパーライン(またはナイロン5号~12号のテーパーライン)先端に投げ釣り用スナップスイベル装着。 |
⑤トレーラー | 飛距離を出したいならジェット天秤25~30号、そこまで飛距離が必要ない場合はマウス20~25号 |
⑥スイベル | 5連サルカン(2号)(絡ませない為には必須) |
⑦ハリス | フロロカーボン6~8号 3m以上(短いと早巻きしたときに魚がなかなか弓角を食えない) |
⑧弓角 | (またはワーム・土佐カブラ・ジャバラベイトなど) |
ちなみにフィンガープロテクターは必須です。無いと指が痛くて投げられません。
また、飛距離は落ちますが磯竿5号でも可能です。
昔から弓角やってるおじいちゃん達は磯竿やルアーロッドでやってます。
2)手軽にルアーロッドで楽しむ
飛距離は投げ竿には全くかないませんが、軽く疲労が少なく長時間投げ続けることができるのがメリットです。
堤防で近距離に寄ってくるような釣り場なら充分戦えるかも。
アイテム | 詳細 |
---|---|
①ロッド | ルアーロッド11~13ft Hクラス以上の硬さがおすすめ(竿が短いとハリスが長く取れないので10ft以上は欲しい) |
②リール | 4000番程度のドラグ付きスピニングリール |
③道糸 | PE1.5号150m以上 |
④リーダー | ショアジギング時と同じ太さを流用可能。先端にスナップスイベル装着。 |
⑤トレーラー | 竿に合わせた重さのジェット天秤、またはマウス10号 |
⑥スイベル | 5連サルカン(2号)(絡ませない為には必須) |
⑦ハリス | フロロカーボン6~8号 1.5m以上(できるだけ長くとる) |
⑧弓角 | (またはワーム・土佐カブラ・ジャバラベイトなど) |
弓角に飽きたらそのままメタルジグに切り替えることができるのもメリットですね。
3)エギングロッドで小型青物を狙う
エギング中にデカアジが釣れてたり、小型青物が釣れだしたというときに持っておくと便利なセットをご紹介します。
ブリが掛かったら諦めてください\(^o^)/
アイテム | 詳細 |
---|---|
①ロッド | エギング流用 |
②リール | エギング流用 |
③道糸 | エギング流用 |
④リーダー | エギング流用 |
⑤トレーラー | ミニジェット天秤(4~8号)、シャローフリーク等の飛ばしウキも可 |
⑥スイベル | 5連サルカン(2号)(絡ませない為には必須) |
⑦ハリス | フロロカーボン5号前後 1.0m以上(できるだけ長くとる) |
⑧弓角 | (またはワーム・土佐カブラ・ジャバラベイトなど) |
弓角は3cm~4cm程度、ジャバラベイトもアジが良く釣れます。
表層よりも沈めてゆっくりただ巻きがおすすめ。
4)仕掛けがほぼ絡まない個人的最強仕掛け
ジェット天秤やマウスでは絡むことの多い弓角ですが、このシステムならほぼ絡まずに気兼ねなく遠投が可能です。
私が愛用しているシステムですのでよかったら参考にしてください。
アイテム | 詳細 |
---|---|
①ロッド | DAIWA プライムキャスター 27-405 |
②リール | SHIMANO 17 フリーゲンSD35 |
③道糸 | PE1.5号200m |
④力糸 | PE1.5号~6号のテーパーライン(またはナイロン5号~12号のテーパーライン)先端に投げ釣り用スナップスイベル装着。 |
⑤天秤+トレーラー | dompotime ロータリー天秤 + 改造発泡ジェット天秤 25号(メルカリで発泡ジェット天秤で検索すると手作りされている方がいます) |
⑥スイベル | 5連サルカン(2号)(絡ませない為には必須) |
⑦ハリス | フロロカーボン7号 3.5~4m |
⑧弓角 | (またはワーム・土佐カブラ・ジャバラベイトなど) |
◎ロータリー天秤+改造発泡ジェット天秤のイメージ
用意は大変ですが、「絡まない・抜群の飛距離・浮きやすく表層を狙いやすい・沈めて狙うことも出来る」という美味しいとこ取りなシステムです。
3.弓角の使い分け
市販の弓角は4cm~4.5cmで銀針とデザインはほぼ同じですが、自作弓角ならいろんな拘りで作ることが出来ます。
私の自作品で恐縮ですが、それぞれのカラーや弓角のメリット・デメリットをご紹介します。→メルカリ販売ページ
少しの違いが釣果に結びつきます。
1)市販、自作の弓角と針交換式の弓角のメリット・デメリット
①市販品のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
安い | 最低限のカラー、装飾で戦略の幅が狭い |
安定した動き | ブリ属に強い金針が使えない |
いつでも手に入る | アピール不足 |
銀針で錆びにくい |
②自作弓角のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
豊富なサイズ、カラーで戦略の幅が広がる | 市販よりも値段が高い |
ブリ属に強い金針が使える | 製作数が少ない |
魚が異常に反応するアワビカラーや自然素材が使える | 金針を使用した場合錆びやすい |
③自作針交換式弓角のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
豊富なサイズ、カラーで戦略の幅が広がる | 市販よりも値段が高い |
トレブルフックなど状況に応じた針が使える | 製作数が少ない |
錆びやすい金針を使用した場合でもすぐに交換出来る | 通常の弓角よりも針がラインに絡みやすい |
魚が異常に反応するアワビカラーや自然素材が使える | |
尻尾を振るような艶めかしい動き |
針交換式の弓角はほんと便利ですねぇ
2)弓角のサイズの使い分け
市販には無い、3cmや5cmの弓角も作れるのが強みです。
どのサイズでも様々な魚が釣れますが、基本的な目安をご紹介します。
①3cm~3.5cm
市販では手に入らない小さい弓角。
基本の4cmでも食ってこないときや、ベイトがとても小さいとき、アジなどの小型の青物を狙うのにベストなサイズです。
②4cm
もっとも基本的なサイズで、まず最初に投げる弓角。
とりあえずこのサイズがあればOKです。
③4.5cm
大物狙いの高アピールな弓角。
サイズアップを狙いたいときや、4cmの弓角で食ってこないときに逆にサイズを上げてアピールする弓角です。
④5cm
自作弓角のYouTuberとして活躍している方が、この5cmの弓角を使って多くの釣果を上げています。
めったに使いませんが、ベイトが大きいときに投げると効果的です。
3)弓角のカラーの使い分け
弓角はカラー選択が釣果の違いに大きく繋がります。
状況や地域によって違うことがありますが、基本的な指針にしてください。
一般的にピンクが人気ですね。
①クリア系統
クリア系統の弓角は季節を問わずいつでも釣れる弓角です。
一番効果的なのは太陽がのぼりきった後のトップで、太陽の光を反射してとても魅力的に魚にアピールします。
ただ、濁っているときやボトムを狙うにはアピールが弱く、違うカラーを使うほうが効果的です。
特に幼魚には効果抜群で、シーズン初期は特に良く釣れる弓角です。
②ホワイト系統
ホワイト系統の弓角も季節を問わず様々な魚が釣れる弓角です。
特にカツオ類には効果抜群で、トップでもボトムでも濁っていてもアピールする万能なカラーです。
もちろんカツオ以外にも他の青物にも効果抜群で、必ず持っておきたいカラーです。
③ピンク系統
ピンク系統の弓角はもっともアピールの強いカラーで、どんな状況でも使える一番万能な弓角です。
特にイナダやカンパチ、シイラや底物に強く、これだけ投げておけばなにかしら釣れると豪語する人がいるほど。
まずはこのカラーから投げることが多い弓角です。
④ブルー系統
ブルー系統もイナダやカンパチに強い弓角で、ボトム狙いに効果を発揮します。
青色は光の波長がもっとも遠くまで届くカラーで、魚を遠くから寄せる効果があるのか、シーズン後半によく釣れるカラーです。
ピンク派が多い中、ブルーが一番釣れるという人もいて、地域によって釣れるカラーが違うのかもしれません。
⑤ブラック系統
ブラック系統はどのカラーでも釣れないときに投げる最終手段として活躍するカラーです。
ブラックは一番シルエットが濃いカラーで、もっともリアルなカラーと言えるかもしれません。
プロのアングラーもブラックカラーのルアーを数個はタックルボックスに忍ばせていることからも、必ず釣ってやるという負けず嫌いにはピッタリな弓角です。
4)自作弓角が釣れる秘密
弓角で何十年も釣りをしている一部のアングラーが揃って口にするのは、
釣れる弓角の共通点は決まって
・すべての色が角度によって出る素材
・または自然由来の素材で工業製品では出せない自然な光の反射
・ブリ属には金針が特に有効
・市販はずいぶんマシになったがまだまだ
そんな条件を揃え、こだわり抜いたデザインと装飾の威力。
これで釣れなければ諦めてください。
昔から長年弓角を作っている方の金言です。
5)針交換式弓角のフック・装飾について
針交換式弓角については、以下のサイズあたりがバランスがいいと思います。(対象魚に合わせてサイズを変えてください)
可能性は無限大ですので、他にもいろいろ試してみてください。
スプリットリング:3前後(高剛性のもの)
針:カン付き伊勢尼12号前後
トレブルフック:#8前後
メバルジャバラ:30mm
6)魚の牙やゴロタ浜でボロボロになったら
弓角は根がかりでロストしにくいので、サゴシカッターやタチウオにやられなければ結構長持ちします。
ただ、牙やゴロタ浜の石で保護膜がボロボロになることはありますので、定期的にマニキュアのトップコートを上から塗ると長持ちします。
(ライン通しの穴には塗らないでください、塗ってしまった場合は乾燥してから虫ピンなどの細いハリで再度穴を貫通させてください)
ダイソーのトップコートが非常にクリアでおすすめです。
4.サーフトローリング攻略
サーフトローリングの攻略情報を順次追加していきます。
こうして見ると、可能性は無限大ですね。
1)トレーラーの提案
サーフトローリングでは先程紹介したdompotime のロータリー天秤やキス用の天秤などを使えば様々なトレーラーを活用できます。
そこで私が普段使っているトレーラーをご紹介しますので、是非参考にして新たな可能性を発見してください!
①発泡ジェット天秤にブレード装着
改造した発泡ジェット天秤の底に輪を作り、そこにブレードをつけてしまう飛距離と浮き上がり能力に、更に超絶アピールを与えてしまったお気に入りのトレーラーです。
ただ飛距離が少し落ちるのと、たま~にブレードにハリスが絡むことがあるのが欠点。
発泡ジェット天秤は以下の動画を参考にすると自作出来ます。
②マウスをぶった切って天秤仕様に(ブレードもあり?)
マウスの最初からついている腕の部分をぶった切って天秤仕様にしたパターンです。
それだけで絡むことが少なくなり、飛距離が落ちすぎておすすめしませんがブレードつければお祭り騒ぎのようなトレーラーになります。
さすがにやりすぎ?
③底狙いにルアーデザインの六角オモリ
トップや中層で釣れないときに底に割り切って使うトレーラーです。
オモックみたいな六角オモリに針つけただけのルアーでも釣れるので、アピール効果は十分!
④絡まないジェット天秤の改造方法
ジェット天秤を改造する方法もあります!
⑤弓角マウスの代用
弓角マウスの転売で値段が跳ね上がっているので怒りの代用品を記事にまとめました。
2)底物狙いでの弓角のアクション
私もよくやるのが底物狙いの弓角テクニック。
底をとって数回全力で巻いて底まで落とすというのを繰り返すだけです。
例:底をとる→5回全力で巻く→底まで落とす
これが結構釣れるので、是非やってみてください。
ガシラが爆釣したりします(笑)
3)弓角に食ってこないときのあの手この手
よく釣れる弓角ですが、どうしても食ってこないときがあります。
そういうときは執着してても仕方ありません、魚がそういう気分じゃないのです。
なので、どうしても釣りたいという方はぜひ上記の記事で紹介しているアイテムを試してみてください。
これで駄目なら・・そういう日もあります。
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